「ザ・節目」をまたいだプライスアクションを見せているEURUSD、USDCHF、ドル円、ゴールドなどは、テクニカル分析の基本が効いている相場のようです。SP500キャッシュが次の大きな節目に接近中のほか、USOILはレジスタンスでプライスアクションが出ていますね。今出ているハーモニックパターンなど、サクッとシェアします。
弾けるタイミングが近いのかわからないけど、驚かない
A potential volatility : Key levels with Bollinger Bands, fibonacci, harmonic patterns are all in play
ライントレード?見逃せない最強ラインでの攻防継続中
EURUSDは$1.18092から$1.1842あたりのゾーンが鍵?
ユーロドルはキーレベルから反発後、上昇継続していますが、現在、1時間足ではベアリッシュなブラックスワンが居座っています。
ブラックスワンが出ているからと言ってすぐに売るのではなく、先週と同じで、今の価格帯の近辺に何があるのかを一度見ておくといいかもしれません。テクニカル分析の基本を学ぶ上で復習にもなるので少し見てみましょう。
まず、先週記載していたキーレベルは、下記の3つとなります。
- 先週の後半にかけて付けた安値のあたりに、月足の20MA、日足と週足のボリンジャーバンドマイナス2シグマ
- $1.17000あたりに、2020年の安値と今年頭の高値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルの38.2%
- $1.16000あたりに、2020年の9月から11月にかけて形成したダブルボトムによるサポート
そして、さらに付け足したい節目やテクニカルツールから見える価格帯を下記に記載しています。
- 画像中の上部に引いた右上がりの赤いラインは、以前からシナリオに入れていたヘッドアンドショルダーズパターンのネックライン
- その近くの水色のラインあたりにあるのが、上からかぶさるように走っている日足の50MA
- $1.18154あたりにあるのが日足のボリンジャーバンドの1シグマ
- 4時間足のオシレーターで、ストキャスティクスなどは買われ過ぎのエリア。言い換えると、7月の高値を超えていないのに買われ過ぎとなっているいわゆるヒデゥンダイバージェンスの可能性
- 今週のウィークリーピボットR1は$1.1834
- 今月のマンスリーピボットは$1.1842
- $1.18270に、ベアリッシュなブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)
とりわけ、最後の3つのウィークリーピボットR1、マンスリーピボット、ブラックスワンのPRZがある価格帯が形成するレジスタンスゾーンと、今攻防しているヘッドアンドショルダーズパターンのネックラインあたりでのプライスアクションが気になるところですよね。
仮に、短期的に指標などに反応してユーロ買いとなりネックラインを超えて上昇してきても、このレジスタンスゾーンが、結構な役割を果たす可能性がありますので、焦らずに待ちましょう。先週の画像もご参照ください。
その他の通貨ペアなどの節目
先週と同じになりますが、USDCHF、ドル円、ポンド円、スイスフラン円、ニュージーランドドル円などは、キーレベルをまたいだ、あるいはそれらがサポートやレジスタンスとなっている相場で、方向性というものはまだ出ていないような相場です。先週の投稿に記載したキーレベルをご参照ください。
USOIL(WTI原油のキャッシュ)、GOLD:USOILはキーレベルの$69.65が健在
MT4でも表示できる原油のフューチャーズは、$69.65がキーレベルです。ハリケーンのニュースなどに関係なく、このキーレベルがレジスタンスとして蓋となるのか見ていきます。
ゴールドとシルバーは、反発している相場です。ゴールドは、6月からキーレベルの$1807.07を行ったり来たりしている状態。ユーロドルと同じく、上昇する場合でも抵抗帯の存在があるので、もう少し様子見ですね。
株式:窓を埋めてトップアウトではないけど。。。
SP500キャッシュは次のレジスタンをもうすぐヒット
先週、17日にキャプチャ―したUS500 SEPフューチャーズ(US500キャッシュ)のベアリッシュなABCDパターンなどを掲載していましたが、その後、4時間足に出ていたブリッシュな5-0パターンで上昇し、高値を更新。
現在は、ずいぶん前に一度出ていたベアリッシュなブラックスワンが復活したような絵柄になっています。また、$4528あたりには次の大きな節目があり、ここを狙ってヒットした場合、その後が大切になりそうです。
フューチャーズES1のチャートも一緒に見ておくといいと思いますが、US500キャッシュのチャートで見えるのは日足と週足のボリンジャーバンド2シグマの存在。オシレーターは4時間足でヒデゥンダイバージェンス気味ですので、弾けてしまっても慌てない!ですね。
まとめ:ここしばらく、下落したら押し目買いとなり買われている米株式なのですが、フィボナッチから見える節目などを突破してここまで買われている状況の方が少し不気味に見えます。大局は先週と変わりませんが、今のチャートはプライスアクションを学ぶには最高の相場です。市場が意識しているラインでの反発や攻防、移動平均線やフィボナッチのレベルでの価格の反応など、クリアに見えています。
MT4で表示できるチャート以外に、節目をサポートに反発しそうな金利の動きも目が離せない状況ではあるので、株式指数を買い上げる場合はリスク管理をしっかりとしておいた方がよさそうですね。
また何かあればアップデートします。