いつもの週末のアップデートの記事で、DJIやダークホースだったGER30に触れていますが、こちらでは、いろんな銘柄や指数などのチャートが今どうなっているのかを見ていきましょう。週明けのプライスアクションが期待される相場のようです。
抵抗帯やレジスタンス:デジャブ?
Yearly Pivot resistance in play for major assets and individual stocks
テク株、金利などのテクニカル分析
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別の記事「アノマリー:月の満ち欠け(新月満月)と相場 Anomaly – Moon phases and the markets」から拝借したもので、ムーンサイクルのインジケーターを掲載しています。
が、それよりも、今いる価格帯の方が重要です。笑 画像上部のオレンジのラインは年ピボットR1。どこかで見たチャートに似ていませんか?DJIと似ていますよね。
ZN1(T-Noteフューチャーズ)
こちらは18日にキャプチャ―していたT-Noteフューチャーズ。ガートレーパターンが検出された後、みごとに下げてきたのですが、その後、ピンクのエリアのサポートからV字回復。現在は、ガートレーパターンが検出された価格帯を超えてきています。
ZN1では、以前から記載しているピンクのエリアが大きな節目として意識されています。ピンクのエリアは、長期の高値と安値を使ったフィボナッチリトレースメントレベルのキーレベルになります。0.382(=0.618)とあるのが見えると思います。
また、画像中の濃紺のラインは長期のトレンドラインで、ここを超えられない場合は、再び押し戻される可能性があります。
こちらは20日現在の様子。18日に出ていたガートレーパターンを青で描画しています。回復して上を目指そうとしているのが見えますよね。
先ほどの濃紺のトレンドライの上にある紫のラインは、マンスリーピボット。青はウィークリーピボットとなりますが、週を終えたので、月曜からは変動します。
このトレンドラインあたりで候補となるのが、ABCDパターンです。ここまで到達する間、ドル売りの動きが出る可能性があり、一旦ドル円も売りに転ずると想定しています。
IWMの4時間足のチャート
こちらは、先週より前から気になってみていたIWM(iシェアーズ・ラッセル2000 ETF)。Russell 2000のETFとなります。
トレーディングビューにIWMと入力してチャートを見ていただく方が早いのですが、どちらもDJIと同じく、FOMCよりも前にすでに年足ピボットR1をヒットしていた相場です。
このチャートのオレンジのラインは、DJIと同じ年足ピボットR1。何度もレジスタンスとしての機能を果たしている相場環境です。また、このチャートにもムーンサイクルのインジケーターが表示されていますが、プライスアクションが面白いですね。
PL1の日足のチャート
こちらは、PL1(プラチナムのフューチャーズ)の日足のチャート。
現在、ABCDパターンのほか、ガートレーパターンの候補となるPRZ(潜在的反転ゾーン)が検出されており、一旦反発する可能性があります。
2つのハーモニックパターンの完成地点が重なるエリアは結構意識される価格帯となるので、週明けのプライスアクションが楽しみですね。
VWOの日足のチャート
こちらは、FXトレードをしていると、あまり見ることがないかもしれないVWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケットETF)。新興国市場のETFとなりますが、すでに今年初めに年足ピボットR1をかすめて、ガートレーパターンで下落している相場です。
画像下の黄土色のラインは年足ピボット。今年はまだここをヒットしていないので、続落すればここがターゲットになる可能性もなきにしもあらずという環境に見えます。
その他レジスタンスにいる銘柄や指数
年足ピボットポイントR1をヒットしていたり、すでに下落をはじめている銘柄や指数
- DJI(ダウ平均株価指数)
- GER30(ドイツ株価指数キャッシュ)
- SMI(スイスインデックス)
- XOP(SPDR S&P オイル&ガスエクスプロア&プロダクト)
- IYR(iシェアーズ・米国不動産ETF)
- EUFN(iシェアーズ・MSCIヨーロッパ・フィナンシャルズセクター・インデックスETF)
- TRAN(NASDAQトランスポーテーション)
- NYA(NYSEコンポジットインデックス)
- MSFT(マイクロソフト)
- JPモルガン
- ゴールドマンサックス
- RUT(Russell 2000)
- KBE(スパイダーS&PバンクETF)
- BRK.B(バークシャーハサウェイ
以前から投稿しているKBE(スパイダーS&PバンクETF)やXLF(金融セレクト・セクター SPDRファンド)も結構な下落というプライスアクションを展開中です。なお、XLFは、長期のトレンドラインの下に押し戻されていますが、他と異なり、年足ピボットR1がサポートとして機能していた相場です。ここまで下落して、一旦反発するか、あるいは金曜日のギャップダウンが、ブレイクアウェイギャップという最初のギャップとなるかは週明けのプライスアクションを見て判断していきます。
GER30やダウについては、今日の別の記事「Cool! テクニカルの基本が効き待っていたプライスアクション炸裂: DJI, GER30, Gold, Silver」をご参照ください。
今日のお題のデジャブ:ずいぶん前の暴落の時に、グーグルなどがギャップダウンした記事を投稿しました。ラインの引き方を知っている、水平線を使うトレードはマスターしているという場合でも今一度、ピボットポイントについて復習しておいて損はないと思います。
こちらの記事も記事もご参照ください。「ピボットポイントを知らずに、ライン・水平線を引くなかれ – Pivot is a vital tool」
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上記のチャートで描画されているハーモニックパターン検知インジケーターのトレーディングビュー版を現在試運転しております。この新しいインジケーターは、候補となるパターンを先読みしてくれる機能が付いています。
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