NVDAが主役。「行きつくところまで行きついている感ありの株式指数達」がさらにヒートアップしている様子ですね。週を終えて、US500とMSFT(マイクロソフト)がキーレベルをヒットしており、とても興味深いチャートになっています。
NVDAでターゲットヒット
Price actions: Gap Filling, harmonic patterns and fibonacci targets
ドル円:151.991円と152.852円
ドル円は、前回の画像がまだ有効です。ブラックスワンは消えていますが、ふたを開けてみると13日から、ほぼ横向きの動きで、円を買うという動きにはなっていない状況。
前回と同じく、居座っていたブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)は151.991円で、次のターゲットは152.852円。ハーモニックパターンが消えても、PRZのあった価格レベルまで、このまま突き進む可能性もあるのですが、プルバックする場合は、146.442円から146.812円の間になりそうです。
DXY、EUSUSD:シャークパターン、5-0パターン
EURUSDに出ていたのはシャークパターン。このパターンで下落すると、次の候補は5-0パターン。
シャークから5-0パターンへという航路をたどれば、典型的なブリッシュなシグナルとなります。
シャークパターンが効いて、5-0パターンで止められても、さらに下げてくる可能性もありなのですが、$1.07867あたりで支えられると、反発を継続するというシナリオもオンになります。
DXYは、直近のレジスタンスがある$104.035で抑えられている状況。一旦、$102.422まで下げてくるか?
クロス円:高値更新の航路継続中?
先週と同じで、どのペアも、上昇を試みており、次の年ピボットポイントR1まで上昇か?という場面を継続中です。先週の投稿もご参照ください。
USDCHF(ドルスイスフラン):強烈なブラックスワン、やはり居座る
先週掲載していたドルスイスは、週足に出ているブラックスワンが解決するまでは、反発という流れになりそうです。
下落する場合は、最強ラインの$0.87275がサポートになるかに注目。また、ブラックスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)が下の方にあるので、どうしたいのか?週明けのプライスアクションを待ちます。
AUDUSDとNZDUSD:オージーとニュージーのレジスタンス
ハーモニックパターンがいるわけではないのですが、いい感じで、レジスタンスに迫ってきて、さて?という場面。
ニュージーランドドルのインデックス(ZXY)を見てみると、NZDUSDと同じ絵柄で、売りのサイファーパターンになっています。
このキーレベルを上に抜けてくるか、キーレベル近辺でうろうろしてから抜けるか、それとも抑えられるか?興味深い場面ですよね。
AUDUSDも、NZDUSDと似たような絵柄で、サイファーパターンが出ています。
下の方にある$0.63326を目指すかどうかはわかりませんが、途中にある$0.64906がキーレベル。
すでにサイファーで反応しているので、サイファーが完成した$0.65962を上に抜けてくるかにも注目です。
AUDUSDに同期して、USDCADが上昇する場合、$1.35519が最初のターゲットになりそうです。逆に言うと、米ドルがどうしたいのかということになりますよね。
シルバーの$23.257、ゴールドの$2003.98
シルバーは、先週と同じく、ダブルボトムのようになった後、$23を超えられない状況が続いています。
現在出ているのは、直近安値に対するフィボナッチリトレースメントの61.8%を使うハーモニックパターン。
このパターンはあまり知られていないのですが、ぱっと見でも、ジグザグと下向きに動いて、下降フラグを形成しているのがわかりますよね?
フラグの上限を超える、つまり、このパターンが有効であれば、出ているシグナルは、初動のブリッシュなプライスアクション。$23越えを狙ってくる可能性があります。
ゴールドは、$2003.98のサポートが機能するか?週明けのプライスアクションを待ちましょう。
米国債:ガートレーパターン
米2年債、米10年債、米30年債のフューチャーズのチャートは、どちらかというとNVDAの陰に隠れてしまい、注目を浴びてない様子なんですが、2年債は窓を埋めた格好で、30年債にはガートレーパターンがいるという状況。
このガートレーが機能するのであれば、水色のボックスあたりまで上昇する可能性大。
ただし、このエリアは結構なレジスタンスなので、ここまで来た後のプライスアクションに注目です。
なお、ガートレーパターンで上昇しても、高値更新がなく下げてきた場合は、候補にあるバタフライのPRZがターゲット。どちらかというと、下げ継続となるシナリオを優先しています。
NDQ、US30、US500:NVDAの巻
21日からシュートアップしたUS30、US500、US100。想定通り、NVDAの決算報告で動きましたよね。
フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルをヒットしていたナスダックのキャッシュの存在が微妙でしたが、どちらかというと、US500は、気になっていた価格帯まで律儀に上昇。
この価格帯とは、$5111.97。年足ピボットポイントのR1になります。
緑のボックスは2つのフィボナッチからなる「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベル。
画像に引いている水色のラインも別のフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」。
センチメントの方が強いので、売り目線にはなりづらいのですが、テクニカル分析が使えないという訳ではないです。もしかして、ここでヘッドアンドショルダーズパターン?笑
こちらは、BOTZ。
以前、下側の紫のエリアに窓が開いていることをシェアしました。
そして、「窓を埋めた感じになっているのですが、その上のピンクのラインまでワンモアアップしても問題なし。」と記載して、シナリオ通りの展開に。
金曜日にヒットした場所は、フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルです。
買い目線であっても、一旦はプルバックをしてもらった方がわかりやすいですよね。フィボナッチを無視した押し目なしのプライスアクションは、いつか弾けます。弓を引きすぎている。そんな感じもしなくはないです。
こちらが、先週の主役、NVDA。
紫のボックスは、表示されている緑のフィボナッチとは別のフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベル。
緑のボックスも、別の安値を使ったフィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルになります。
「ザ・伸び切りゾーン」のマックスレベルを超えて、さらにマックスレベルを形成するまで伸び切っているブリッシュすぎるセンチメントなのがわかります。
窓も開いているので、ワンモアアップがあっても、急激なプルバックやギャップダウンに注意したいところです。
VIX、どうした?
日経のほか、ナスダックなども、高値を更新しているんですが、VIXは、安値が切りあがったままです。安値更新しないというのは、意味深ですよね。
政府閉鎖、国債の売り、その他地政学的リスク?
何かがきっかけで、センチメントがフリップして、リスクオフになっても焦らないことです。とはいえ、ブリッシュなセンチメントが続く間は、節目で、トレンド転換のパターンができるのかどうかを見ていく方がよさそうです。
何かあればアップデートしますね。