ラウンドナンバーの$100を上に抜けたDXY(ドルインデックス)と126.290円のターゲットをヒットしたドル円。以前からあるキーレベルを上に抜けられなかったUS100のプライスアクションもかなりクールでしたね。週明けも引き続きプライスアクションが楽しみな週となりそうです。今の様子をサクッとシェアします。
ワンモアアップ vs ドン下げ:モグラたたき状態?
Basic technical analysis + Fibonacci in play: US equities vs Japanese Yen
テクニカル分析のツールの使い方を改めて学べるクールなチャート達
ドル円:123.999円、125.476円、そして126.290円をヒット♪
こちらはドル円の月足チャート。2010年の安値から上昇して、2020年までジグザグと下落した後2021年から上昇してきた経緯があります。
この動きで、使ってみたいのがフィボナッチエクスパンション。茶色で描画したように、2010年の安値にツールをあてて、同年の高値でひとクリックして、2020年の安値まで引っぱると描画できます。
現在いる126.230円あたりは、フィボナッチエクスパンションの1.272%のレベル。1.272はフィボナッチの主要なレベルですよね。さらに、もう少し上には128.243円の隠れレジスタンスがあります。
130円という節目を前にこの辺りで少しうろうろするか、一旦プルバックをするかはわかりませんが、次のキーレベルは128.243円。
こちらは、ドル円の4時間足チャート。少しごちゃごちゃしていますが、キーレベルがさらに見えてきますね。先ほどの月足チャートで見たフィボナッチエクスパンションの1.272%辺りにいるのが見えると思います。
現在、売りのABCDパターンが検出されていますが、PRZ(潜在的反転ゾーン)は127.168円。この価格に水平線を引いておいてもいいですね。
さらに、ハーモニックパターンを使っていないくても、見えてくるのは、127.168円の少し手前にあるピンクで引いた日足のボリンジャーバンドの2シグマ。
ボリンジャーバンド関連でいうと、ボックスを2つ黄色で描画しています。キーレベルの123.999円に近いボックスと、キーレベルの119.560円に近いボックスとなります。上側の123.999円に近いボックスは、週足のボリンジャーバンドの2シグマがある場所、そして下側の119.560円に近いボックスには、月足のボリンジャーバンドの2シグマが走っています。
何が言いたいかというと、長期足のボリバンはみ出しでの爆走上昇が続いているということになります。週明けの動きに注目しますが、安易に売れない円安相場が続いていることは間違いないです。
そして、こちらはドル円の週足チャート。先ほど見た月足のフィボナッチエクスパンションとは別に、2020年の安値と高値、そして2021年1月の安値を使ってフィボナッチエクスパンションを描画しています。
画像の上の方にある黄色のボックスにFE2.618とあるのが見えると思います。フィボナッチエクスパンションの2.618%となります。ここまで上昇する可能性も十分ある相場。
ここまで上昇した場合、このフィボナッチエクスパンションで使った安値、高値、押し安値の動きを第1波と第2波とした後の第3波での継続ということになるかもしれません。
その後は、第4波でのプルバックが想定できますよね。第4波を形成する場合も、ボラティリティの高いドル円になるかもしれませんね。なぜなら、先ほど見た週足と月足のボリンジャーバンドの2シグマがある場所まで、フラッグ(チャネル)か、トライアングルの形成に向けて、大きくジグザグと下落してくるシナリオが描けるからです。この時点で、円高が意識されるようになるかと思いますが、この想定できる第4波が終了した後は、再びドル円が第5波の形成に向けて大きく上昇する=円安という可能性もあるということになります。
ユーロドル&ドルインデックス:EURUSDは$1.09234、バット&シャーク
こちらは、ユーロドルの週足に居座るブリッシュなバットパターン。4月3日にも投稿しましたが、この時点から約2週間も居座っていることになります。
また、上と下に赤で斜めにトレンドラインを引いていますが、ポイントは、大きなトライアングルを形成していること。
ユーロドルは、下限ラインと最強ラインの$1.09234で反発を試みているものの動きが弱い環境が続いています。$1.09234がふたになるのか?気になる所ではありますね。
このバットパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)の下限があるのは$1.0754。このあたりまでもう少し下げるのかに注目ではありますが、ここで日足にズームインしてみます。
こちらにご登場されているのはブリッシュシャークパターン。トライアングルの下限ラインでさて?という感じですが、シャークのPRZは$1.07441。その下に$1.06980の隠れサポートも見えています。
わかることは、週足も日足も買いを示唆していることですが、ここから大きく上昇に転換するというよりは、戻り高値を付けるための上昇というシナリオをオンにしています。
ポンドドルのブリッシュABCDパターンも健在
先週のポンドドルのブリッシュなABCDパターンは健在。ユーロドルと合わせて弾ける可能性があるので、週明けのプライスアクションを待ちましょう。
クロス円:キーレベルとハーモニックパターン
クロス円は引き続き、キーレベルを知っておくといいですね。先週の投稿をご参照ください。
コモディティ:Goldはベアリッシュディープクラブ、Silverはうろうろ
売りのディープクラブのいるゴールドは、キーレベルの$1964.12に押し目を付けている格好ですので、プライスアクションに注目です。シルバーも$24.910に押しを付けた格好になっていますので、戻り高値を付けるために上昇するシナリオもオンです。
USOILのシャークもまだ有効で、キーレベルの$107.35に注目
USOILにいたシャークパターンのPRZは$127.82で、まだ居座っています。$107.35はキーレベル。直近は、このラインでの攻防に注目します。
株式指数:キーレベルと移動平均線でもぐらたたきの状態
US100は$14298.05からドン下げ
先週の記述後、状況はあまり変わらず、結果的に上値重しの環境を継続し、その上、隠れキーレベルの$14298.05からドン下げ。
US500も$4414.10を下に抜けて、さて?という環境
US500のキーレベルは$4414.10。このラインまで落ちてきた後、下抜けていますね。
US30の$34226.57での攻防 vs 日足の20MA
この価格と長期移動平均線に挟まれているUS30。US500とUS100とは少し異なる動きをしていますが、長期の移動平均線と日足の20MAがふたになってドン下げしています。$34226.57を再び目指すのか?に注目です。
先週と同じようにキーレベルや移動平均線で反応して、上がっては下げ、下げては上がるという動きを継続するのか?上がっては叩かれるもぐらたたきのような動きになるのかに注目です。
先週投稿したJP225はサポートとなってくれているキーレベルの26913円での攻防に注目。買いのブラックスワンがいますが、下に抜けるシナリオもオンです。株安円安の状況が続いておりますが、結局はキーレベルなどテクニカル分析の基本が効いている相場なので、チャートにラインを引いておいて、先入観のない目線で見ていきましょう。また何かあればアップデートしますね。