今週のプライスアクションは目線を切り替えるのかどうかを試す動きでした。ドル買いの手じまいが入るのであれば、来週EURUSDなどドルストレートは下げ止まりから反発する可能性もあります。Goldの日足のローソク足は非常に気になりますね。SPXが重要なポイントに来ています。We saw market action this week. SPX is at a crucial point while DXY may have started a pull back, as EURUSD, GBPUSD and AUDUSD bounced. Gold’s candlestick is interesting to review.
豪ドルにも潜む謎のハーモニックパターン2つ
(注:この記事は2018年8月19日に投稿していたものです)
ドル売りの様相を示すハーモニックパターンが機能中!
AUDUSD (豪ドル・米ドル)のバタフライとブラックスワン
AUDUSDは、年ピボットS1を下抜けてから、買いのバタフライとブラックスワンで反発しており、GBPUSDやEURUSDと同じく短期では反発継続と想定します。
USDCADのレジスタンス
USDCADは、年ピボットの手前に、異なるハーモニックパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)があります。短期的にはドル売りが示唆されているのですが、これらのレジスタンスをトライする可能性もあります。$1.285のあたりまで落ちてくる可能性を想定しつつ、このあたりで、下げ止まるかどうかなど、見ていきます。
ドルインデックスはクラブパターンから下落中
DXY は水色のクラブパターンで撃沈。この後はチャネル内をジグザグと落ちて来てバタフライになると想定。プライスアクションが出そうなレベルはピンクの95.86あたり。ここは2001年と2008年の高値と安値の半値戻しのレベルです。濃紺のラインはチャネルの上限、緑のラインは直近の高値を結んだラインです。節目となるサポートエリアなので注目です。
ユーロドルは、買いのバタフライで反発中
EURUSDは、年ピボットを突き抜けてきた後、買いのバタフライで反発中。日足のローソク足が反転形状に見えるため、青の12345波は完了した可能性があります。年ピボットと1.151のあたりで価格の上昇圧力が弱くなるかどうかを見たいところです。
大きな日足の緑の12345で、4波のトライアングルから下に吹き下げる5波にいる可能性が高いのですが、すでにこの緑の5波自体が終了したのか否かは来週あたり見えてくると思います。日足の20MAからもずいぶん乖離しているので、反発継続に優位性もありますが、超短期では、4時間の50MAに当たっているので、軽く下げてくる可能性があります。今すぐに買いというよりは下げ止まりを待ってから判断したいところです。
ポンドオージーなどには買いのパターン
GBPUSD (ポンドドル)は、日足の20MAのある価格帯で、押し下げられると、さらに5波として落ちる可能性も否定できません。短期的には1.27880あたりがレジスタンスのようです。金利は価格のチャートで一旦軽くプルバックする可能性もあり、この場合金利は上昇です。GBPAUD、GBPCAD、GBPNZDには買いのパターンも出ているので、短期的にはGBPが独歩で上昇する可能性も想定しています。
その他、USDCHF (ドルスイス)は、一旦日足の20MAに支えられた格好です。引き続き、CHFのフューチャーズが、どうしたいのかを見ていくことになるとと思います。USDTRY (米ドル・トルコリラ)は、フィボナッチプロジェクション5.0%とボリンジャーバンドはみだしで、テクニカル的には下落してきたのですが、ここからの動きはさらに日足20MAまで落ちてくるのか、それとも軽く反発か?DXYの動向と合わせてみていきたいですが、ジグザグと動く可能性もあり、荒れそうですね。
USDJPY (ドル円)は、ボックス内でジグザグとした動きですが、109.995円あたりのコンフルエンスのエリアまで下落するのか注目。金利の動向次第では、引き続き下げる可能性も想定中です。
ポンド円は、「DXYはシャーク、USDJPYはネンスターで上昇 – DXY’s shark, USDJPY’s Nenstar」で見たホワイトスワンのPRZ(潜在的反転ゾーン)のレベル139.906を少し下抜けてすぐに戻ってきました。その他、AUDJPYには買いのバタフライ、NZDJPYは日足で3ドライブ、4時間足でクラブパターン。EURJPYも似たようなローソク足がたっているので、クロス円は短期的には買いに流れる可能性を想定しています。
米国債の買いのハーモニックパターン継続
米10年債で買いのブラックスワン、長期金利でガートレーが検出された環境です。今週の動きを見ると国債が買われましたが、米国10年債が大きくプルバックする=金利下げというシナリオと、レンジになってそれぞれのパターンのPRZの下限まで国債を売る=金利上げというシナリオの両方とも可能性があります。
ドル円もどちらに行くかは今のところ明確ではないように見えます。引き続き、トライアングルなのか、ジグザグなのか、難しいですね。米国債については、長期足にハーモニックパターンが完成しています。
コモディティ:WTI原油
WTI原油の売りのバタフライからの動きを待とう
週足のバタフライのPRZ(潜在的反転ゾーン)の最上限の価格は、年ピボットミドル値の78.74と重なるので、まだ上昇してくる可能性も考慮です。現在、フィボナッチエクステンションの2.618のレベルで、日足の200MAでサポートされているので、一旦反発する可能性がありそうです。この場合、72.66のレジスタンス=年ピボットR2は0.786戻しレベルになります。ここまで戻ってくると、サイファーパターンになりそうだと考えています。
Stock indexes & Futures: 株式指数とフューチャーズ
米株式などのギャップダウンにより、これは下落なのかと思いきや、DJIは今月のピボットで支えられて反発しましたね。SPXは、1月の高値までもう少し。NDXは、後れを取っていますが、年ピボットのR2までは反発する可能性も含め、見ていきます。個人的にはSPXは、1月の高値を超えずに、手前の2861で何らかのプライスアクションが出て落とされる可能性も想定しています。3000を目指すことも十分あり得るのですが、今週動きそうですね。さてどうなりますか。
ダウ、SPX、ナスダックの節目
DJI:ダウは、ギャップを埋めるかどうかを見ていきます。
SPXは、2861ドルが注目のレベル。1月高値更新だと3000目指すかも。
NDX 年ピボットR2をやはり試す展開になる可能性がありそう?
ダウのフューチャーズ( YM1)のキーエリアは、$25,852-25,914。SP500のフューチャーズ(SPX’s futures ES1)は、$2867がレジスタンス。
ナスダックフューチャーズ(NDX’s futures NQ1)は、年ピボットR2を目指す可能性もあり?
XLFは、サイファーパターンも考慮。
ダウのフィボナッチや原油などの関連記事
「ボラのある相場とEURのサプライズな動きに注意 Volatility & a surprise move in EUR?」
US30’s fibonacci projection and a price move in a channel.
5月の記事「原油、EURCHFなど長期足に潜むハーモニックパターン! EURCHF, WTI HARMONIC PATTERNS」
6月の記事「Bullish US stocks, Gartley in US Bond 株式はまだブル強し, 米30年債はガートレー」