ラウンドナンバーの$100をヒットしたドルインデックス(DXY)と123.999円を上に抜けてうろうろし始めたドル円。チャート上にあるキーレベルに素直に反応しているクロス円も目が離せない学びの多いマーケットです。プライスアクションが楽しみな週となるか、それとも待たされる忍耐相場となるか?今の様子をサクッとシェアします。
ワンモアアップ vs ドン下げ:一喜一憂せずにキーレベルを見よう
Harmonic patterns + Fibonacci + Key levels in play: US dollar & Japanese Yen
テクニカル分析の基本を学べるグッドなチャート達
ドル円:123.999円の次は125.476円、そして126.290円
キーレベルの123.999円でのプライスアクションから、学ぶことが多いドル円。直近は上昇トレンドですので、安易に売れない円安相場。123.999円に押し目を付けると、再び上昇するシナリオ、または、このラインを下に抜けて上に超えられない場合は下落に転ずるシナリオ、いずれもオンです。
先週、「やっぱり戻ってきたじゃないかよ」と書きました。123.999円は今年の年足ピボットポイントR2(レジスタンス2)の場所であり、現在は伸び切った場所にいるので、週明けからのプライスアクションに注目です。
ユーロドル&ドルインデックス:EURUSDは$1.09234を下抜けてブラックスワン
ユーロドルのキーポイントは、大きなトライアングルの下限ラインと最強ラインの$1.09234。再び買いのブラックスワンが効いてから反発しています。週足チャートまでズームアウトすると見えてくるのがブリッシュなバットパターン。このバットパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)の下限がある$1.07543あたりまでドン下げしても、切り替えす可能性があるので少し注意が必要な相場のようです。
一方ドルインデックス(DXY)はラウンドナンバーの$100をヒット。次のターゲットは$100.678あたりになります。週明けのプライスアクションを待ちます。
ポンドドルのブリッシュABCDパターン
こちらは久々のポンドドルのチャート。ユーロドルと同じく買いを示唆するハーモニックパターンが出ていますが、PRZはまだ下の方です。
気が付くのは価格がキーレベルにいること。かといってすぐに買いでエントリーすると下に持っていかれる可能性があるので、週明けのプライスアクションを待ちましょう。
クロス円:キーレベルとハーモニックパターン
クロス円は先週の投稿をご参照ください。大局は、レジスタンス間際での動きを見せつつ、ベアリッシュなハーモニックパターンがいるチャートになっています。
コモディティ:Goldはディープクラブ、Silverはうろうろ
ディープクラブのいるゴールドは、キーレベルの$1964.12がふたになるのか?$1892.25との間でうろうろしていますが、下に抜けると次のターゲットは$1875.41と$1829.40。
シルバーも$24.910を上に抜けそうで抜けられない状況が明確ですので、このラインでの動きに注目します。
USOILのシャークはまだ有効で、キーレベルは$107.35
USOILにいたシャークパターンのPRZは$127.82で、まだ居座っています。$107.35はキーレベル。このラインがふたになり、このパターンが有効であれば、ターゲットは$82.59になります。
株式指数:キーレベル、移動平均線が効いている相場
US100の週足20MAと$15121.08
ベアリッシュなシャークパターンがいたUS100は、高値に対するフィボナッチリトレースメントレベル61.8%をヒットした後、$15121.08という最強ラインから押されています。このラインには長期の移動平均線も重なっているため、上値重しの環境。隠れキーレベルの$14298.05にいますので、ここから反発しても、再び下に抜ければ、さらに下落継続となりそうです。
US500の$4414.10
US500のキーレベルは$4414.10。このラインまで落ちてくるかにも注目です。
US30の$34226.57
この価格と長期移動平均線に挟まれているUS30。US500とUS100とは少し異なる動きをしていますが、移動平均線がふたになって$34226.57まで落ちるのか?に注目です。
先週と同じようにキーレベルや移動平均線で反応して、上がっては下げ、下げては上がるという動きを継続するのか?それとも、売りの5-0パターンのいるGER40が先導して、ドン下げ相場になるのかは週明けのお楽しみのようです。
現在は日本円の売りが目立っているのですが、JP225はサポートとなってくれているキーレベルで買いのブラックスワンという絵柄。株安円高、株安円安、日本株式高円安など、つじつまを合わせようとするとこんがらがってしまうので、素直にチャートを見て、わからなければ参入しないという選択肢を使ってもいいですね。
また何かあればアップデートしますね。