GBPUSDのフィボナッチ、チャネルが節目のドル円、SPXの鉄板サポートなどチャート分析をリアルに学ぼう

米株式は今週も下げ継続ですが、米国債が節目にいます。ボラティリティが上がりそうだった今週は、ドルに動きが出ました。Stock indexes continued their declines. This week’s move in US Treasury note and bond indicate what we should prepare for next week.

ドルスイスは売りのブラックスワンがさく裂

USDCHF tanked with bearish Blackswan pattern

(注:この記事は2018年10月27日に投稿していたものです)

チャネルが交差する節目のあるドル円など

GBPUSDは、フィボナッチプロジェクション2.618%と3.618%、バット、ガートレー

GBPUSDは想定通り$1.30あたりまで下落しました。黄色のガートレーは日足と週足でも検知されています。また金利が節目にいて、短期的にドル買いとなり、ポンドが下げても、その後、ポンドは上昇すると考えています。EURGBPは売りのABCDパターンも検出されておりレジスタンスにいます。

ブレクジットの交渉の難航といったネガティブなニュース=ポンドは売りといった先入観に振り回されることなく、チャートを見ていきたいと思っています。特に木曜日のスーパーサーズデイの指標発表がきっかけとなるか、それまでに動き出すか、金利のチャートを見て判断します。

USDCHF は$0.99265の強固なレジ超え後、売りのブラックスワンがさく裂

USDCHF は売りのブラックスワンで下げてきていますが、買いのホワイトスワンもあり、1.00736を目指す可能性をがあります。

DXY(ドルインデックス) サポートエリアからアップムーブ?

DXY(ドルインデックス) については、ドルの買いポジションが積みあがっている中、金曜日にブラックスワンで下落しましたが、97.87を目指してさらに上昇するシナリオは維持しています。

ユーロドルは1.1463あたりがレジスタンス、1.1223あたりがサポート

ドラギさんの会見と買いのブラックスワンで上がってきたEURUSDですが、日足の20MAも上から垂れており、一時的なスパイクで上昇した可能性=戻り売り勢力の参入も考慮したいです。ブラックスワンの下限PRZは1.12235です。ドルは、DXYと下記で記載する国債次第では買いに流れる可能性があるので、気をつけたいです。

ピンクのネンスターパターンが、オレンジと緑のトレンドラインが重なるエリアで完成する可能性も考慮です。

トルコリラが売られる可能性も考慮

ドル買いが進めば、USDTRYも反転し、トルコリラの売りとなるシナリオも想定しています。

ドル円は、ホワイトスワンか、ガートレーか?

ドル円は、日足20MAと年ピボットを勢いよく超えることなく下落でした。戻り売りが入ると、USDJPYはホワイトスワンかガートレーの場所までは下落する可能性も考慮。ここではオレンジと青のチャネルが交差する節目(コンフルエンスのエリア)でもあるので、買いが参入する可能性もあると考えています。

AUDUSDのキーレベルは、$0.7000、USDCADは$1.31864を再度トライ?

AUDUSDは年ピボットのミドル値が0.70にあり、もうちょっとでタッチという場面で反転。PRZの下限は0.695あたりなので、ドル買いで下落する可能性があり、底を打ったといえるパターンが出るまではまだずるずると下落する可能性も考えています。USDCADは、1.31864まで上がる可能性を考慮しています。AUDUSD is almost at 0.70 with a bullish whiteswan. But its prz has room for the pair to go lower towards 0.695 area.  USDCAD may rise to 1.31864

クロス円:円買いのため、まだ売りモード?

GBPJPY (ポンド円)価格は下げて、61.8%までリトレースしています。直近のレジスタンスは143.839。 フィボナッチリトレースメントの78.6%のレベルも間近ですので、様子見もありと考えています。

豪ドル円は、月足のボリバンー2シグマに支えられているのですが、年ピボットS2のある77.75まで下げる余地はあります。EURJPY (ユーロ円)年ピボットを下抜け。124.975をテストする可能性もあると想定しています。

NZDJPY(ニュージー円)月足のボリバンでサポートされた後反発したのですが、H&Sのようになっています。ネックラインを抜けて、71.574まで下落しても、反転して上昇する可能性もあるため、要注意ですね。CHFJPY(スイスフラン円)ずるずると下げてきていますが、引き続き売り目線であれば、112.275あたりでアッパーカットが出て下げ止まりそうに見えたのですが、下に抜けたので、様子見です。

米国債:US10Yチャネルとバタフライ

US 10Yは日足の買いのバタフライの最初のターゲットを今週ヒット。その過程でABCDなど売りパターンが検知されています。今の価格帯から下げてももうひと上げして、ピンクのエリアを目指すかはわかりません。ピンクのエリア内はフィボナッチエクステンションや直近下げへのリトレースメントレベルなど節目があります。

また今週アップした「テクニカル分析:株価指数間のダイバージェンス Markets on the move with divergence」で触れたのですが、10年債ボラティリティインデックスは上がってきています。つまり、国債の売り再開を示唆している可能性があります。この場合、価格が下がり、金利は上がるので、ドルはやはり上げという形になります。

5年、10年、30年債などの直近の上げは、どちらかというとジグザグで、調整波に見えます。国債の売りには要注意というシナリオです。これが引き金で、株式市場などまた下落の動きにつながる可能性も考慮しています。

米国債については、長期足にハーモニックパターンが完成しています。

WTI原油のバタフライがプライスアクションを待っている 

WTI原油は、週足の売りのバタフライがまだ生きており、どちらかというとドルの上昇に合わせて下落するという目線を変えていません。

GOLDは売りのブラックスワン

ゴールドは株式の下落の割には、安全資産としての買いが続いてないのが気になります。原油と同じく、高値安値が重なる動きで、ウェッジを形成しているのかわかりませんが、伸びないですね。先週のABCDパターンのほか、売りのブラックスワンも出ているので、買いをこの価格帯から仕掛けると下に切らされるリスクもあるため注意したいです。

ダウの下落前のフィボナッチプロジェクションのレベル

ドイツの株式指数DAXは、H&Sのネックラインを割ってきています。来週、サポートエリアにいるため、跳ね上がる可能性もあるため、安値で売るというリスクを避けること、さらに節目では、戻り売りの可能性もあるため、アップダウンとなっても、慌てずにと考えています。

DJI は、濃紺のチャネルの下限ジャストで止まり反転してきているのですが、すぐ上には来週の週ピボットがあり、これがレジスタンスとして機能すると、赤のチャネル内で下落を継続し、年ピボットまでは落ちていくというシナリオを立てています。

SPXも、チャートがきれいではありませんが、フィボナッチプロジェクションなどのレベルを見ていただけると思います。

オレンジのパターンは、ディープクラブパターンの候補。下げ止まって上昇すれば、2811から2831のエリアまで上昇をトライする可能性がありますが、DJIと同じく、下方向への動きには十分注意したいです。SPXの買い手に取って都合の良いエントリーポイントは、ディープクラブの完成地点が重なる画像下の茶色の年ピボットだと思います。

NDX :5.0パターンが機能して下方向を目指すというシナリオを考えていたのですが、機能しました。現在、フィボナッチリトレースメントの61.8%というサポートエリアにいるものの、下げを再開する可能性も考慮しています。

ダウ、SP500、ナスダックのフューチャーズのチャート

Dow futures YM1:ピンクのチャネルの下限を下抜けて、ブルーのチャネルに支えられるかという重要な場面です。下抜けすれば、23500あたりを目指しているものと考えます。

SPX’s futures ES1 チャネル内を動いて年ピボットまで下げてくる可能性を考慮。NDX’s futures NQ1 はサポートエリアの6406までテストする可能性も考慮。

米国債やWTI原油などの参考記事

5月の記事「原油、EURCHFなど長期足に潜むハーモニックパターン! EURCHF, WTI HARMONIC PATTERNS

6月の記事「Bullish US stocks, Gartley in US Bond 株式はまだブル強し, 米30年債はガートレー

8月の記事「EURUSDのバタフライ, 豪ドルのバタフライ/ブラックスワンは有効 EURUSD’S BUTTERFLY VALID