先週のホワイトスワンよりもフィボナッチの深いレベルまでリトレースすることを選んだドルインデックス(DXY) 。ドル円も節目を下抜けてからV字で反発。気が付けば、往復びんたありの横向きの動きになっている相場になってしまっていますね。まだ決着がつかないというのが正直なところです。
ターゲットをヒットしもらった方がわかりやすい相場達
US500, US100, US30 and GER30: Aiming their targets regardless?
フィボナッチの「ザ・伸び切りゾーン」に注目
DXY(ドルインデックス)はフルにプルバック?
先週投稿していたのは、ドルインデックスが、ブリッシュ5-0パターンで反発するか、あるいは5-0パターンで使用する次のフィボナッチリトレースメントレベルの61.8%までプルバックするかということでしたが、現状は、後者のシナリオになっています。3月31日からの下落の波を見ると、フィボナッチを使った場合の「ザ・伸び切りゾーン」を超えているので、米ドル売りの深追いに注意しながら、様子見です。
EURUSDの$1.21060あたり
先週も記載したように、ホワイトスワンパターンで反応し、さてどうなるかとどうなるかという場面から、上抜け。$1.21060あたりでプライスアクションが出るか様子見します。
USDJPYは107.720円が意識されている相場
ドル円も、DXYと同じ状況。今年1月の安値から3月につけた高値を使ったフィボナッチリトレースメントのレベルでは、あともう少し下落してもおかしくないのですが、107.720円でのプライアクションはあってしかりという相場でしたので、突っ込み売りに注意したいところです。
4月22日にキャプチャ―していたバタフライ。現在も有効ですので、反発する可能性はありますが、その後プルバックするのであれば、106.800円あたりもシナリオに入ってきます。
その他、キーレベルの$0.91794までプルバックしたUSDCHFは、この価格レベルを突き抜けてから横向き。
売りのバタフライパターンが居座るポンド円も、日足のチャートを見ると、キーレベルの149.207円と153.375円の間でレンジです。
豪ドル円は4月23日検出されたブリッシュシャークパターンから反発していますが、PRZ(潜在的反転ゾーン)がもう少し下ですので、様子見。
ユーロ円は、以前記載していたキーレベルの130.799円をヒットして強烈に下げるというプライスアクションを見せましたが、これも横向き。
どれも、今すぐポジションを持つというよりは様子見のような相場ですね。
米株式指数はターゲットを狙う?
通貨と同じく、行ったり来たりのレンジになっているのが、米株式などの指数。どうせなら、以前から掲載しているターゲットをヒットしてもらいたいですよね。
US30キャッシュの場合、プライスアクションが出そうな節目は$34,590.74、US500キャッシュは$4,262.59。先週掲載したDJIのチャートもご参照ください。
ナスダック(NDX)やナスダックのキャッシュUS100は、ダウやSPXと異なり、高値へのリトレースが完了し、戻り高値を付けた可能性もありそうな絵柄です。ナスダックだけ単独で動く可能性もありますよね。
また、窓を開けたままでレンジのようになっていたXLF(金融セレクト・セクター SPDRファンド)は、ようやく窓埋め完了。その一方、KBE(スパイダーS&PバンクETF)は以前掲載した窓を埋め切れていない状況。KBEが窓埋めを完了するかどうかを様子見。
4月の上旬からレンジになっているGER30は、15725.23が節目で、ここを狙っているようにも見えます。週明け、米株式とあわせて、欧州株式もワンモアアップというプライスアクションを見せる可能性もシナリオに。
とはいえ、こうした節目をヒットしないでトレンド転換となるか?という目線も間違いではなさそうです。
ちなみに、MT4で見えるビットコイン/米ドル(BTCUSD)のチャートでは、$62853あたりが大きな節目になっているので、プライスアクションが活発になり、強烈にプルバックしていますね。
今週は、どの相場もレンジで、横向きで、どっちに行くかはわからない相場なので短い内容です。笑 ドル円とドルインデックスがどうしたいのかには注目。そして、米株式指数など、いずれはどちらかに弾けて動きが出るので、週明けのプライスアクションを待ちましょう。