SP500は強烈なガートレーパターンが効く!節目に届いていないドル円とゴールド、WTI原油の$69.65

NFPの前にハーモニックパターンが出ていたSP500は、イベント通過からしばらくして、ガートレーパターンで強烈に上昇。イベントそのものでプライスアクションとはいかず、一瞬ハーモニックパターンの方がだましか?と思えた相場環境など、サクッとシェアします。A bullish gartley in play in SP500.

節目ヒットは、一旦おあずけ

Confluence areas are still not hit: Gold, Silver, USDJPY

年ピボットポイントの場所を確認しておこう

ドル円はクラブパターンのPRZを突破!

USDJPY ドル円 Crab クラブパターン 4 March 2021米ドルが強さを見せつけている相場ですが、4日には一度クラブパターンが検出されていました。3月のマンスリーピボットとウィークリーピボットの重なるエリアに到達したのに合わせて、クラブパターンが検出されていた格好ですね。

ですが、結果的に、PRZ(潜在的反転ゾーン)を上にブレイク。クラブパターンで表示されているフィボナッチの数値も3.618や1.618に近い数値でしたので、一旦手じまいがあるかなの思ったのですが、勢いが止まりませんでしたね。

ドル円の場合、以前に投稿した週足のABCDパターンが効いている相場であり、このまま長期的な流れに従い、もう少し上を目指す可能性が大。プルバックしても、再び上昇して次の節目である109.904円を目指す可能性もありますよね。とりあえず週明けまでおあずけです。

コモディティ:シルバーはドル円のデジャブ?

ゴールドは$1673.12、シルバーは$23.55あたりがキーレベル

Silver channel crab pattern シルバーのクラブパターン 6 March 2021ゴールドは、ユーロドルと同じで買いのブラックスワンが出ているものの、大きな節目はさらに下にある$1673.12。同じくシルバーも、大きな節目はさらに下にある$22.60。

シルバーには買いのクラブパターンが検出されていますが、ドル円と同じようにPRZを突破して下げるのか、素直に一旦反発するのかは来週のお楽しみという環境です。

反発後売りが再開すれば、赤のチャネルの下限まで下げる可能性はありますよね。

併せて、WTI原油の次の大きな節目は、$69.65。ここまで上昇するのを待ってからプライアクションを見ていきましょう。

Hey!SP500の強烈なブリッシュガートレーパターン

まずはこちらの4日検出されていたSP500の変形バットパターン。

SP500 future Alternate bat 変形バット 4 March 2021価格はこの後見事に反転し、その後トレンドラインが走っていた$3833あたりをヒットしてから再び下落。

別の記事で見たユーロドルと同じように、一度抜けたトレンドラインへのリターンムーブという格好での上昇でした。

また、変形バットパターンは、直近安値を割った地点で検知されるので、売りこんでいたポジションは持っていかれた格好です。

変形バットから反発した後、再び下落を続けたのが木曜日ですが、SP500には$3742.93に大きな節目があります。木曜日には、この節目でありサポートとなるはずの価格帯を下に突き抜けたのですが、その時点で買いのガートレーパターンが検出されるという結果に。

SP500 future Gartley 買いのガートレーパターン 6 March 2021NFPのある金曜日を前に、ガートレーでもしかして上昇か?という、まさに「イベントで(に関わらず)ハーモニックパターン」のおぜん立てができていた相場ということになります。

この金曜日の猛反発というプライスアクションで考えられる優位性のあるシナリオは、このガートレーパターンでさらに上昇、あるいは、金曜日の上昇がヘッドアンドショルダーズパターンの右肩づくりという2つになりそうです。

なぜなら、US100を見た場合、すでにヘッドアンドショルダーズパターンのネックラインを割っており、このネックラインを上抜けして、このネックラインに対して押し目を付けない限り、上昇目線にはなりづらいからです。

また、US30キャッシュ(ダウ)には売りのブラックスワンが週足で居座る環境であることも忘れたくないですよね。

米国債の売りが継続している相場ですが、国債そのものもドル円やゴールドと同じように、肝心の節目をまだヒットしていない相場です。ヒットしに行くのであれば、短期的には、このまま米ドルの買い、つまり、ドル円の上昇、シルバーの下落、ユーロドルの下落、SP500などの下落というシナリオにも優位性があります。引き続きボラティリティが出そうな相場ですのでしっかりとリスク管理をしていきましょう。

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