EURUSDはトライアングルの下限を抜けて、リターンムーブの後さらに下落で、年ピボットヒットですね。ドルインデックスも上昇して、年ピボット上抜けという結果に。ドル円の動きは連動した相手の動きにより、円買いに走っていますが、その動きがジグザグしています。来週も目が離せないのが米株式です!EURUSD penetrated a triangle and hit yearly pivot. But its weakness continued further. USDTRY continued an upward move. USDJPY failed to follow a strong move in DXY but it is in a zigzag downward mode.
突っ込み売りと高値掴み
Theme:Summer holiday but the markets may move.
(注:この記事は2018年8月11日に投稿していたものです)
お待たせの年ピボットヒットを達成した通貨など
ユーロドルは、買いのバタフライも検出。突っ込み売りは要注意
EURUSDはリターンムーブからバタフライパターン。長らく待った年ピボットヒットの達成ですね。さらに年ピボットを突き抜けてきましたね。トライアングルのシナリオがそのまま反映されたのですが、現在の買いのバタフライが検出されており、この辺りから軽く反発する可能性もありそう。抜けた年ピボットに向かって上昇する可能性もあるので、突っ込み売りは要注意ですね。
ドルインデックスの想定通りの上昇!
DXYの反発は年ピボットと2017年の高値に対する半値戻しである50%のレベルを超える勢い。青色の線のように先週のピボットまでは下げませんでしたが、上昇は想定通りでした。短期的にはフィボナッチエクステンションの1.618%レベルにいて止まっているので、少しプルバックがあるかもしれません。
その後は61.8%のフィボナッチリトレースメントレベルと年ピボットのミドル値が重なる97.877のあたりまで上昇再開という目線もキープしています。ただし、96.74あたりに来ると今年の2月あたりからの上昇のフィボナッチエクステンションの4.618レベルになるので、深追いには注意です。
フラン先物のトライアングルとサポートを合わせて見る
USDCHF (ドルスイス)は、EURUSDの反対の動きではなく、よくわかりません。CHFのフューチャーズが、やはり、あきらめずにサポートをきっちりとテストする場合、USDCHFではピンクのサイファーを想定しています。
USDTRY(米ドル・トルコリラ)はプルバック?
USDTRY :短期的にはもうひと上げを想定していたのですが、引き続き上昇です。金曜日の高値は、5月23日からのフィボナッチプロジェクション5.0%。ブローカーによっては4.618のレベルです。来週のキーレベルは、6.5188と6.08152のエリア。価格がこれを下回らないと、もうひと上げで高値更新の可能性も想定しますが、ボリバンを見ると日足、週足など余裕ではみ出しているので、深追いのリスクにも気を付けて様子を見ていきます。
ドル円は109.800-110円のコンフルエンスのエリアまでプルバック?
USDJPY (ドル円)は、ジグザグとした動きですが、ガートレー、黄色のクラブ、そしてガートレーが無効だと、バットに発展するまで下落継続の可能性あり。109.800-110のコンフルエンスのエリアまで下落するのか注目。なお、金利は下がっているので、金利の動向次第では、一旦軽く反発してくる可能性もあります。
GBPUSD (ポンドドル)と金利
木曜日の政策金利の発表前の金利の価格のチャートで、価格が年S1に到達するという図柄になっています。その後、金利が下げ続け、ポンドは下げましたね。GBPUSDの日足の20MAも上から垂れてきている中、現在、赤のライン(年ピボットのミドル値)で止まり、買いのブラックスワンとなっているので短期的には反発が想定されます。フィボナッチプロジェクションなど、伸び切っているのも注目です。
AUDUSD (豪ドル・米ドル)とUSDCAD (ドルキャド)
AUDUSDは年ピボットS1にほぼ到達。GBPUSDやEURUSDのように節目にはいます。買いのバタフライも出ているので、短期的に反発する可能性がありそうです。USDCADは、直近の上昇はフィボナッチエクステンションの5.0まで達しているので、ドルのプルバックと重なれば、このペアでもプルバックを想定しています。
クロス円:ポンド円のホワイトスワンとユーロ円のバタフライ
GBPJPYは先週のレビューで記載したホワイトスワンがまだ居座っている状況で、今週の動きで年ピボットS1がある140.654にほぼ到達です。突っ込み売りは要注意という場面です。
EURJPYは買いのバタフライ、NZDJPYは買いのABCDパターン、CADJPYは日足ボリバンの-2シグマから出て陽線となっているので、クロス円の反発には注意ですね。AUDJPYは80.285がキーレベルです。
Treasury/Bonds, Interest rate: 米国債・金利とコモディティ
米10年債:買いのブラックスワン、長期金利でガートレーというパターンが検出されたままです。それぞれのPRZの下限はまだ下の方ですので、現在の金利の価格の動きが、トライアングル内での動きで、調整波なのか、トレンド転換かはまだわからない状況です。
今週の動きは、水曜日までに下がって、その後大きく12345波という形で伸ばした形ですが、ABCの調整波の可能性もあり、まだわかりません。10年債の直近のレジスタンスは今の価格帯、プルバックした後にさらに伸びるのであれば、145.45あたりがレジスタンスです。これを超えて伸びてくるとトライアングルが無効になります。
8月4日投稿の「ドルは短期プルバック?ユーロドルの節目! USD’s pull back, EURUSD’s yearly pivot」で見た週足のバタフライのPRZの最上限の値が年ピボットミドル値の78.74と重なる環境です。ここまでの上昇も想定していますが、その手前にある72.66のレジスタンスは年ピボットR2です。 このあたりまで戻してきてH&Sか、ガートレー、バットなどの売りのハーモニックパターンになるまで待ちます。ほぼ一カ月レンジになっており、シナリオは2つ。高値への0.786-0.886への戻りをつけに上昇、あるいは、年ピボットR1の今のサポートを下にブレイク。
ギャップダウンした株式指数
米株式などのギャップダウンにより、来週は、直近高値を超えられないと、リスクが高まると想定。
DJIは、トレンドラインからギャップダウン。ギャップを埋めるのか注目。SPXは、年ピボットR1を超えてからギャップダウンで、NDXは、年ピボットR2を目指す?
その他、ダウやSP500のフューチャーズの動きと下落トレンドの可能性もご参照ください。
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