プライスアクション待ちの相場。ドル円とスイスフラン円のブラックスワンや窓埋め完了のUS500、US30、US100 など

キーレベルでダブルボトムのようになって反転上昇しているUS500など、株式指数は一旦反発してきますね。US100(ナスダックキャッシュ)にはブリッシュなハーモニックパターンがいたのでサプライズな動きではなかったのですが、この動きで空いていた窓を埋めた格好になっています。気になるハーモニックパターンなど、今の様子をシェアします。

デジャブ:窓埋め vs ハーモニックパターン vs 移動平均線とレジスタンス

Bear’s potentially waiting for the timing. US500, US100, US30 filled the gaps.

ハーモニックパターンが居座るチャート達

ドル円:ターゲットの132.486円から133.661円までさらに上昇

これまで記載していた132.486円から、先週注目していた133.03円あたりを上に抜けて、想定していた136.661円も少し上に抜けてきたドル円。133.03円あたりは、2016年の安値と同年12月の高値、そして2020年の安値を使った大きなフィボナッチエクスパンションの1.618%の地点でしたね。フィボナッチから見れば、一定のターゲットを達成したことになっておりました。

USDJPY Bearish Blackswan ドル円ブラックスワン 24 June 2022こちらは、24日にキャプチャ―しておいたドル円4時間足に居座るブラックスワン。

PRZ(潜在的反転ゾーン)がまだ上の方にあるという環境です。移動平均線が上向きなので、売りづらい環境には見えますが、オシレーターのモメンタムも徐々に弱くなっており、価格とダイバージェンスを形成している有様です。

また、先週掲載した円のフューチャーズのチャートも引き続きご参照ください。ぱっと見は三尊(ヘッドアンドショルダーズパターン)に見え、ネックラインも割っている格好になっていますが、直近の高値と安値を使ったフィボナッチから見えるのは、2.618%と1.272%に近い数値。短期的に売りの手じまいが入る可能性もありますが、中長期的にはさらに上昇の可能性もありそう。。。週明けのプライスアクションに注目です。

EURUSDとGBPUSDはキーレベルでうろうろ

ユーロドルは、居座っていた週足の変形バットのPRZ(潜在的反転ゾーン)まできっちりと下げてきた後、反発し、キーレベルの$1.04726の上にいますね。ですが、この時点では、まだ何とも言いきれず、先々週投稿していた一つ目のシナリオにまだ優位性がある環境に見えます。ユーロドルの場合、$1.08052あたりのラインを上に抜けてこれなかった点にも注目していたので、ワンモアダウンの可能性がまだ残っています。

同じくポンドドルも、キーレベルにいますが、米ドルの動き次第ではユーロドルと同じくワンモアダウンのシナリオもありです。先々週と先週の投稿もご参照ください。

クロス円はハーモニックパターンとキーレベル

EURJPY Bearish 5-0 pattern ユーロ円の5-0パターン 26 June 2022こちらはユーロ円の5-0パターン。キーレベルでダブルトップを付けているような絵柄です。レジスタンスになっているこのキーレベルを上に抜けなければ、下のキーレベルまでワンモアダウンのシナリオをオンにします。

その他のクロス円ではCHFJPYにブラックスワン、ポン円も166.340円で止められているので、週明けのプライスアクションを待ちましょう。

コモディティ:Goldはホワイトスワン with ガートレー状態

ゴールドは以前掲載した買いのホワイトスワンが居座る環境ですが、短期足では、金曜日の安値を付けた後に、日足でブリッシュなガートレーが登場しています。そのうえ、下げ止まっているのは$1820.38という最強ライン。このガートレーで一旦は、$1964.12まで吹き上げてくる可能性もありのようです。

Silver Bullish 5-0 pattern シルバーの5-0パターン 26 June 2022こちらはシルバーにいる5-0パターン。ゴールドと同じで、買いを示唆するブリッシュなパターンなので、一旦は反発する可能性もありそうですよね。仮に下げてきても、$19.744はキーレベルですので、週明けのプライスアクションを待ちます。

株式指数: US100、US500、US30は窓を埋めにきました。

US100 Bullish Blackswan gap filling ナスダックキャッシュ窓埋め 26 June 2022先週とほぼ同じ絵柄のナスダックキャッシュ(US100)。ブラックスワンがいたので反転上昇する動きを想定することができましたが、今週の動きで明確になったのは、空いた窓を埋めたこと。

このブラックスワンのターゲットを狙うのであれば、短期的に下落しても、再び上昇するシナリオになります。この次の上昇で、センチメントがどうなるか?あるいは、売りのサイファーなど鬼パターンが登場するかを見ていきます。

以前の記事で幾つかシナリオを掲載しておりました。シナリオ1の「ワン・ツー/ワン・ツー」にまだ優位性がある場合でも、上昇圧力が弱まった時に想定できるのは大きな下落というプライスアクション。わかりづらければ、今の時点でポジションを持たないで、タイミングを待ちます。

大きな絵柄は先々週と変わっていないため、今週も短いですが、下がって、上がっての波は当然発生するので、突っ込み売りと高値掴みに気を付けたいところです。

また何かあればアップデートしますね。

ビットコイン、原油、FXなどボラティリティのある相場を乗り越えるスキルが身に着くコースや講座が、6月30日までの期間限定で割引価格にて提供されています。ご関心があれば、色々なコースや講座をのぞいてみてください。