トレンドラインをブレイクしたZB1(T-Bond)やZN1のほか、ダウの下落の波が非常に興味深いです。UK100は、先行指標的な存在かな?すでに下落を継続しています。プライスアクション満載のチャートの今の様子をシェアします。
トレンドラインブレイク:リターンムーブはまだ先かなぁ
The main charts are on the move, with dark horses of UK100 and GER40(GER30)
ドル円:チャネルの上限にプルバック
ドル円は、キーレベルの141.513円を上に抜けた後、次のキーレベルの146.60円あたりまで上昇かという場面で下落しています。今回引っかかったレジスタンスは、昨年9月に抑えられていた価格帯ですが、ちょっと中途半端な感もあります。
フィボナッチから見ると、昨年10月の高値に対するフィボナッチリトレースメントの61.8%を少し上に抜けていますが、78.6%までは到達しておらずというところ。フィボナッチリトレースメントの61.8%でも、戻り高値候補としては十分ですが、もう少し様子見もありです。
また、金曜日の下落で、チャネルの上限までプルバックというプライスアクションになっていますが、ターゲットは、もう少し下にあるキーレベルの141.513円。ここでは4時間足の200MAも下から支える形で存在するので、何かしらのプライスアクションが出て反発してくる可能性あり。その後、再び下げてきても、138円ミドルから139円ミドルあたりが次のサポートになりそうですよね。
ここしばらく投稿しているUSDJPYの画像は、まだ有効ですのでご参照ください。
EURUSD:トレンドラインへのリターンムーブ再び、そしてフィボナッチ78.6%
5月上旬にうろうろしていたトレンドラインへのリターンムーブを再びトライしていますね。$1.09953あたりがキーレベルになります。このレベルを上に抜けると、次は$1.1040あたりとなりそうです。
DXY(ドルインデックス):3つの空いた窓と$98.903
DXYも、引き続き前回の内容が有効です。強烈に下げているのですが、窓が3つ空いたままの状態には変わりないです。続落の場合は、$98.903がターゲットになりそうです。前回の投稿もご参照ください。
GBPUSD:キーレベルの$1.29207までもう少し!
ポンドドルも、前回と同じです。日足と週足にいたベアリッシュなブラックスワンが消えていますが、$1.29207がキーレベルですので、ここまで来た後のプライスアクションに注目です。前回の投稿もご参照ください。
資源国通貨ペア:USDCHFには新たにバタフライパターン
USDCHF、AUDUSD、NZDUSD、USDCADは、レジサポが明確ですので、引き続きキーレベルでのプライスアクションを待ちます。
USDCHFは、買いのガートレーパターンが出ていた興味深い場面でしたが、ガートレーパターンの安値は更新されています。
それでも、USDCHFのキーレベルは、$0.88421。ここはバタフライパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)になりますので、ここまで落ちてきてもらった方がわかりやすいですよね。
クロス円:ハーモニックパターンが集結、そしてレジスタンス
クロス円も、売りのハーモニックパターンがいる状況のままですが、記載していたキーレベルでのプライスアクションは見事です。ここしばらくの投稿に特に変更はないです。
クロス円のキーレベル:CHFJPYは154.249円、CADJPYは103.643円、GBPJPYは176.965円、EURJPYは151.019円、AUDJPYは93.940円。
ゴールドは$1892.25が効いたまま!シルバーは$22.806をどうしたいんでしょうか?
先週のゴールドのプライスアクションは見事でしたが、引き続き、$1892.25でのプライスアクション待ちとなります。
すでに出現していた買いのブラックスワンの存在もあるので、このまま上昇してもおかしくないですが、このパターンのPRZ(潜在的反転ゾーン)が$1875.26にあったのと、$1836.22というめちゃわかりやすいキーレベルがあるので、ここまで落ちてもらった方がよりわかりやすいです。
キーレベルの$22.806に戻ってきたシルバーは、このライン際でジグザグした動きになっているのが気になります。上昇圧力が弱い感じですよね。$23.184を上に抜けてこない限り、下落のシナリオをキープです。先週の投稿もご参照ください。
米国債(ZB1):引き続き主役!クールなトレンドラインブレイクというプライスアクション!
ここしばらく掲載しているZB1は、文句なしのプライスアクションを展開中。先週掲載していたトライアングルにはならず、そのままトレンドラインを下に突っ切ってきましたよね。米10年債(ZN1)も同じです。
EURUSDでもリターンムーブを見ていましたが、結構時間かかりましたよね。なので、国債も抜けたトレンドラインまでリターンムーブをするのはもう少し先かな? 前回の投稿もご参照ください。
こちらは日本の10年金利。オレンジのトレンドラインをブレイクしかけているようにみえる微妙なチャートです。
金利政策がどうであれ、金利が上にぶっ飛んでもおかしくはなさそうです。笑
DJI、SPX、NDQ、GER40、DAX、UK100:フィボナッチ76.4%と78.6%
US100、US500、US30は、反発上昇していますが、直近高値に対するフィボナッチリトレースメントの78.6%まで到達せずに下落。
こちらは、DJI。以前も掲載しましたが、あの緑のトレンドラインが効いてますよね?
上にあるブルーのエリアは空いている窓ですが、ここまで反発してくるかはわかりません。
気になるのは、オレンジのトレンドラインまで下げてくるかどうか?下げてきた場合、小さな推進波が進行中で、続落というシナリオがオンになります。
そしてこちらはDJIのキャッシュのチャート。フィボナッチのキーレベルで下落に転じていますが、その波の形が5つの波からなる推進波にも見えます。
上のDJIのチャートから描けるシナリオは、昨年の12月で第2波がすでに完了してしまっていること。だとすると、ここしばらくのプライスアクションも、第3波の一部であることになりますよね。
また、FOMCなどにとらわれて、米国の株式指数ばかり見ているとつい見落としがちになりやすいのですが、UK100は、キーレベルの7581.83で抑えられて、すでに下落を開始していた感じです。
UK100は、今年の年ピボットの7289.45も下に突き抜けており、金曜日は一旦反発しかけた感じで終わっています。週明け軽く反発しても、可能性として考えられるのは、UKがリードする株式指数続落パターン。GER40(GER30)なども併せてみておきたいですね。
少しおまけチャートを掲載しておきますが、こちらは5日にキャプチャ―していたJPモルガンのチャート。
すでに3ドライブパターンが出ていて、ギャップダウンしましたよね。
米国、欧州株式指数ともに、大きな絵柄には変更ないので、週明けからのプライスアクションを待ちます。
そして何より、米国債の動きは逃せません。さらにディープに続落する可能性があるので、ボラティリティアップになるシナリオもオンです。
また何かあれば、アップデートしますね。